適応障害とうつ病の違いについて
♦適応障害とは
ある特定の状況や環境が自分にとって耐えがたいと感じ、
強いストレスとなって気分や行動面に症状となって現れます。
どのような環境や状況が強いストレスになるかには個人差があります。
症状の具体例としては、
憂うつな気分、不安感が強くなる、焦りが生じる、意欲や集中力の低下、イライラ感等、
身体症状として頭痛、めまい、動悸、倦怠感などです。
そして、その症状はストレスに直面しているときだけ出現し、ストレスから離れるときには比較的安定しています。
♦うつ病とは
一方、一日中気力がわかず気分が落ち込む、何をしても楽しめないといった状況が長く続いている場合、
うつ病の可能性が高いです。
過労や人間関係のトラブルが大きく影響すると言われていますが、
身体面、精神面など特定しきれない様々なストレスが重なって脳がダメージを受けている状態です。
脳が正常に働いていないため、物の見方が否定的になってしまい、自分はダメな人間だ、、、
何をしてもうまくいかないと、どんどん自分を追いつめてしまう方もいます。
症状としては適応障害と似ていて、気分の落ち込み、何も楽しめず興味を持てない、
食欲増加もしくは低下、睡眠障害、疲労感などがあります。
♠うつ病と適応障害の違いについて
違い① きっかけ
典型的なうつ病の場合、発症したきっかけは明らかでないことが多いのですが、
適応障害の場合、発症したきっかけが明らかにあります。
違い② 行動面
適応障害では抑うつ状態の不安や焦り怒りから、突然大きな声をあげたり、怒りだしたり
泣き出したりといった気分のむらが見られるケースが多いです。
違い③ ストレス状態から離れたとき
うつ病の場合、ストレスから離れても抑うつ状態が続きますが、
適応障害の場合は、一般的には特定の辛いと感じる環境・状況から離れると症状が緩和されて、
徐々に日々の生活に楽しみを見いだせるようになってきます。
✰⋆。:゚・*
精神面で不安な症状を感じた場合、
医療機関への早めの受診をお勧めいたします。
通院と併用してカウンセリングを
お受けいただくこともできます。
ご不明な点は、
お電話やお問い合わせフォームからお問い合せくださいませ。
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